脱毛原因と知るべき非遺伝的要因

将来薄毛になりやすい方を遺伝的な要因から解説いたします。

こんにちは。本日は、AGAよりさらにひろいトピックについてお話したいと思います。それは、なぜそもそも毛髪がぬけてしまうのか。それらについては、これまでに書かせていただいたコラムにて取り上げさせていただいておりますが、それらはAGAによる脱毛原因を中心とした記載になっています。今回は、AGAに限定せず脱毛原因となりうるものを列挙し、皆様の生活において、兆候や症状がみられるかを考えていただきたいと思います。

また、AGAクリニックの多くはAGAに関する治療を主にうたっていますが、以下にあげるような脱毛症状においても対応することがもちろん可能です。それでは、それらをみていきましょう。

  1-1. さまざまな脱毛原因を知ろう

■なぜ髪の毛は抜けるの?

 ブラシの中に髪を見つけ、がっかりすることはよくありますよね。それだけであれば危機感は覚えませんが、予想外に多量の髪を失い始めるといよいよただ事ではなくなります。人間は毎日新しく髪の毛が生えるため、通常の量の抜け毛は見た目や頭皮の温度変化への影響はほぼありません。しかしそれでも脱毛症やハゲが気になるということは、他に重大な理由の兆候かもしれません。一般に抜け毛と言えば多くの男性の抜け毛の原因である男性脱毛症のような遺伝的要因が連想されるでしょう。しかし他にもホルモン異常、甲状腺機能異常、感染症、薬剤性などもその原因となることがあります。あなたの脱毛症は、それらのうちのどれが原因なのでしょうか。  

■ホルモンの変化

女性の場合は出産や閉経を機に抜け毛が目立つことがあります。男性の遺伝的脱毛症とは違い、女性は加齢に伴うホルモンバランスの変化が脱毛症に大きく影響しています。  

■甲状腺機能異常

脱毛症に関係するホルモン異常のうち、最も多いのが甲状腺に異常伴うものです。甲状腺ホルモンが過剰(甲状腺機能亢進症)でも、不足気味(甲状腺機能低下症)でも脱毛症の原因となります。そのような場合は甲状腺異常の治療を行うことで脱毛症の改善が期待できます。また、亜鉛や鉄分が不足している人も甲状腺機能に影響し、脱毛症を患うことがあります。

■ストレス

身体的または精神的ストレスもまた脱毛症の原因となります。手術・怪我・高熱・出血・出産などは十分な脱毛症のきっかけとなります。また、身体的ストレスほどではありませんが精神的なストレスから脱毛症になり得ます。極度の心労や不安などを感じる度に髪の毛が多く抜けるようです。しかし幸運ながら身体的ストレスに関しては、一時的であり身体が治癒するにつれて脱毛症も改善することが多いです。精神的ストレスも日々の運動や適切な栄養摂取、薬剤内服、ストレスの原因の除去などで軽減することができます。

■薬剤性

医薬品は様々な副作用を来し、脱毛症もその例外ではありません。脱毛症を起こす薬剤の代表は抗がん剤でしょうが、その他にも

  •  甲状腺疾患治療薬
  •  経口避妊薬(ピル)
  • β遮断薬
  • 抗てんかん薬
  • 抗うつ薬
  • 抗凝固薬

なども脱毛症を引き起こす可能性があります。もちろん、個人差がありますし、誰もがなるわけでもありません。重度の脱毛症に悩む場合は主治医と相談のうえ、内服薬を変更することを検討してみても良いかもしれません。  

■栄養欠乏

 亜鉛や鉄の不足は最も脱毛症の原因となりやすい栄養欠乏です。しかしその他にも脂質・ビタミンD・ビタミンB12・ビタミンC・銅・セレニウム・ビオチンの摂取不足も脱毛症の原因になるとの研究報告があります。

■全身性エリトマトーテス

SLE; Systemic Lupus Erythematosus

 SLEは脱毛症を起こす有名な自己免疫性疾患です。一般的に脱毛部位はまばらで、SLEの頭皮病変に伴います。また、いくつかのSLEに対する治療薬も脱毛症を引き起こす可能性があります。  

■その他の医学的要因

以下のような状態でも脱毛症の原因となることがあります。 ・ 腎不全 ・ 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病) ・ 肝不全 また、頭皮乾癬症や皮膚炎といった皮膚状態も髪の成長を妨げます。  

  1-2. まとめ

様々な原因を列挙してきましたが、あなたの生活習慣と比較して心当たりがあるものがあったでしょうか。しいては、あなたの脱毛症は本当にAGA(FAGA)が原因ですか。一般的な脱毛症の原因やその解決法に対する解釈は、医学的側面からの理解がまだまだ不足しています。記事にあるような非遺伝的原因は、幸いながら適切な治療を行うことで脱毛症を克服することに繋がるのです。ご自身で気になる要因があれば、まずは専門医に相談をしましょう。

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